中小企業診断士である弊社社長が、日々の活動の中で感じたことを書いております。
日頃の話題作り、事業の振り返りにつながることがあれば、これ幸いに存じます。
先週の日経記事から(2024年11月24日)
<ピックアップ記事>
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOTG2580L0V21C24A0000000/
日本企業、欧米より「現金稼ぐ力」軽視 10年横ばい(2024年11月22日 11:00 [会員限定記事])
日本企業の現金を稼ぐ力が伸び悩んでいる。主要な上場約400社で売上高と本業で稼いだキャッシュの比率を比べたところ、2023年度で10.4%と過去10年間、横ばい圏が続く。売上高や利益の額を追い求める経営から抜け出せておらず、在庫の増加も重荷だ。米欧勢との差は大きく、成長投資で後れをとりかねない。
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<ピックアップ記事>を見てふと思い出しました。
先週、東大阪で開催された中小企業向けのセミナーに参加した際、地元中小企業の参加者の方から「売上や利益は気にしても、キャッシュフローを気にしていない中小企業が多い。売上が伸びているのに、資金繰りが厳しくなるといったことが起きるが、原因がはっきりせず困っている中小企業は多い。貸借対照表にもっと目を向ければ、改善方法が次々に見えてくる。」といったお話を伺いました。
建設業を中心に、黒字倒産が増加傾向にあると言われており、資金繰りに悩みを抱える中小企業も多くなってきたと感じます。
不確実性の高い時代、経営の安定や成長に向けた原資を確保するために、キャッシュフローにもしっかりと目を向けていく必要があるのかも知れません。
OSAKAビジネスフェア2024に行ってきました!(2024年11月22日)
2024年11月22日(金)マイドームおおさかで開催された「OSAKAビジネスフェア2024」(大阪府信用保証協会主催)に行ってきました。
https://event.osaka-bizfair.net/
2階、3階と2フロアに分かれており、大阪をはじめとした近畿を中心に全国の中小企業が約150社出展しており、商談獲得に向けて大変な熱気でした。
各社がアピールする商材も、自社の開発力・技術力を存分に生かして、アフターコロナでの需要増加を捉えたもの、自然災害の増加を踏まえた防災関連のもの、などなど、どれもつい唸ってしまうものが多くありました。
このような商材に触れているうち、「刻々と変化する外部環境(特に社会課題)に目を向けつづけるとともに、開発力・技術力を高めつづけること」が、今日の企業経営にとって、非常に重要になってきている、と改めて感じました。